「シュールなギャグ漫画」と聞いて、まず思い浮かぶのが――『ギャグマンガ日和』。
教科書で見た偉人たちが突然バカ騒ぎを始めたり、静かな日常の中に突如“ギャグの刃”が飛び込んでくる、その独特なセンスは一度ハマると抜け出せません。
この記事では、『ギャグマンガ日和』の原作漫画を読む順番から、おすすめの巻、そして「無印」と「GB」の違いまで、作品への愛とともに丁寧にご案内します。
- 『ギャグマンガ日和』を読む最適な順番と流れ
- “無印”と“GB”に込められた作家の進化と変わらぬ精神
- 忘れられない神回と、笑いの裏にある人間の温度
ギャグマンガ日和の読む順番を徹底解説
まずは「無印」から始めよう
『ギャグマンガ日和』は、2000年に「月刊少年ジャンプ」で連載が始まり、その後「ジャンプスクエア」に移籍して2015年まで続いた“無印”シリーズ(全15巻)からスタートするのが王道です。
初期はシンプルな構成と尖ったセンスが光り、回を追うごとにキャラの個性が爆発していきます。
聖徳太子、松尾芭蕉、妹子……一度読めば忘れられない面々が続々と登場し、笑いと混沌の世界へと誘ってくれます。
続いて読むのが「ギャグマンガ日和GB」
“GB”は2015年から始まった続編シリーズで、「ジャンプスクエア」にて現在も連載中。正式名称は『ギャグマンガ日和GB』。
「GB」は“Greatest Best”や“Gag Biyori”などの略称とされ、タイトルからも“新章感”がにじみ出ています。
絵柄はデジタル化され、より洗練された演出や表情が楽しめますが、根底にある“くだらなさ”と“愛すべき脱力感”はまったく変わっていません。
スピンオフや番外編の順番にも注意
単行本に収録されていないネタや、アニメ化されていないエピソードも多いため、原作を追うことで新たな発見がたくさんあります。
たとえば“奥の細道シリーズ”や“飛鳥時代ネタ”などは巻をまたいで展開されていることもあるため、しっかり順番を追うことで一層の面白さが味わえるでしょう。
気になるキャラが出てきたら、その巻を中心に読み込むのもおすすめです。
ギャグマンガ日和GBと無印の違いとは?
掲載誌と連載時期の違い
まず最もわかりやすい違いは、連載されていた雑誌とその期間です。
無印版『ギャグマンガ日和』は2000年から2015年にかけて、「月刊少年ジャンプ」→「ジャンプスクエア」で掲載されていました。
対して『ギャグマンガ日和GB』は2015年から始まり、現在も「ジャンプスクエア」にて連載中。
つまり、“無印=初期~中期”、“GB=現代版”と覚えておくと、物語の空気感の違いもつかみやすくなります。
作風の変化とキャラの進化
無印では“突拍子もないギャグ”と“テンポの良さ”が命でした。
どこかアナログ感のある描写と、紙面から飛び出すような勢いに魅せられた読者も多いはず。
一方GBでは、その作風はさらに洗練され、デジタル化による滑らかさと構図の巧みさが際立っています。
また、GBでは旧キャラの再登場もありつつ、新キャラ「モンスターバスター ゴータ」や「謎の龍」などが加わり、世界観が広がっている点も注目です。
絵柄の違いも見逃せないポイント
絵柄の変化は一見地味なようでいて、実は作品の“空気”を大きく変える要因になっています。
無印は手描き感の強い荒削りなラインが特徴で、“一コマごとに全力で笑わせる”という勢いが伝わってきました。
GBではデジタル作画により、線が細く、構成が整理された分、ギャグの“間”や“シュールさ”がより引き立っています。
読んでいるうちに「この余白、絶妙すぎない?」と気づくことも。まさに“笑いの間合い”まで計算された進化です。
ギャグマンガ日和のおすすめ巻を紹介
初見にもおすすめの巻ベスト3
これから『ギャグマンガ日和』を読み始めたい方にまずおすすめしたいのは、無印の「第1巻」「第5巻」「第8巻」です。
第1巻はまさに“原点”。聖徳太子や小野妹子の登場する「太子伝説」シリーズがスタートし、この作品特有の歴史×ギャグの魅力を余すことなく味わえます。
第5巻では「松尾芭蕉と曽良」のコンビがよりパワーアップし、テンポの妙が際立つ名作が並びます。
第8巻は“怪談 奥の細道”など、一話完結なのに世界観がやけに深い名作が目白押し。笑いながら「これは名作だ」と唸らされる一冊です。
ファンが選ぶ名作エピソード
熱狂的なファンの間で語り継がれているのが、「シールの回(飛鳥時代の子守唄)」「ハリスインパクト」「西遊記シリーズ」など。
これらはどれも、ただのギャグでは終わらず、キャラの“妙に人間臭い感情”が滲む一話として記憶に残ります。
特に「飛鳥時代の子守唄」は、全力でボケた後の“妙に優しいオチ”が読者の心をふと柔らかくします。こういうギャグこそ、真に“情感がある”と感じさせられます。
笑いとセンスが詰まった神回ランキング
筆者おすすめの“神回”トップ3を挙げるとすれば――
- 第1位:「奥の細道」シリーズ(無印)
- 第2位:「ファイトギアX」(GB)
- 第3位:「モンスターバスター ゴータ」(GB)
どの回も、それぞれの巻の中でも異彩を放つ“異常な完成度”を誇り、1話完結のギャグマンガとしての極みとも言える出来栄えです。
とくに「ファイトギアX」は、一見メカバトルものかと思いきや“心理的間合い”だけで話が進むという離れ業に、唖然としつつ笑いがこみ上げます。
ギャグマンガ日和をもっと楽しむ読み方のコツ
アニメとの違いを楽しもう
『ギャグマンガ日和』はアニメ化もされており、第1期から第4期、さらに『ギャグマンガ日和GB』としての続編もあります。
アニメでは、声優陣のハイテンションな演技や、絶妙なテンポの編集が加わり、原作とはまた違った“笑いの空気感”が味わえます。
特に、太子と妹子、曽良と芭蕉など“コンビ感”が濃いキャラは、声のやり取りでより個性が際立ち、笑いも倍増します。
同じネタでも原作とアニメで受ける印象が異なるのは、まさにこの作品の奥深さの一端です。
キャラの背景を知ると倍楽しい
聖徳太子や松尾芭蕉といった“歴史上の偉人”が、あり得ないキャラ付けで登場する本作。
実際の歴史背景を知った上で読むと、「なぜこの人がこうなった?」というギャップにクスッと笑えて、二重の楽しみ方ができます。
また、シリーズを追っていくと、これらのキャラが“妙に成長”していたり、“変な一貫性”を持っていることに気づき、繰り返し読む面白さが増していきます。
シュールギャグの裏にある社会風刺
一見、意味不明なギャグばかりに見えるかもしれません。
でも実は、増田こうすけ先生のギャグには、現代社会への風刺や、日常の違和感を拾い上げたような“するどさ”が潜んでいます。
たとえば、やたらと上下関係にうるさいキャラ、根拠のない正義を振りかざすキャラ……それらは私たちの社会の縮図のようでもあります。
「笑っているけど、どこか刺さる」――それが『ギャグマンガ日和』の凄さ。子どもも大人も楽しめる理由が、そこにあります。
ギャグマンガ日和の読む順番・おすすめ巻・違いをまとめて振り返り
『ギャグマンガ日和』は、ただのギャグ漫画ではありません。
無印からGBへ――その変遷には、増田こうすけ先生の“笑い”に対する哲学と、変わらない情熱が詰まっています。
読む順番としては、まず無印15巻を通して味わい、そのあとでGBを追うことで、笑いの“進化”を体感できます。
無印では荒削りな勢いと破壊力、GBでは洗練された間合いとキャラクターの深化が魅力。
おすすめ巻としては、1巻、5巻、8巻など“笑いの核”が詰まった回が並ぶほか、GB5巻など近年作にも神回が潜んでいます。
アニメとの比較や、歴史パロディの背景を知ることで、一層作品の奥行きを感じられるのも『ギャグマンガ日和』の楽しみ方のひとつです。
何度読んでも、新しい発見と笑いが待っている――そんな“再読に耐えるギャグ漫画”、それが『ギャグマンガ日和』。
あなたの「また読みたくなる」に、この記事がそっと寄り添えたなら幸いです。
- 読む順番で見えてくる“笑いの軌跡”
- 無印とGBに宿る、変わらぬギャグ魂
- 巻をめくるたび訪れる“笑いの余白”
- アニメとの違いが引き出す“声の温度”
- 歴史と笑いが交差する、再読性の高さ
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