山の村で静かに生きていた少年の時間が、ある日を境に裂けていく。
『黄泉のツガイ』が胸をつかむのは、謎が深いからだけではありません。ユルとアサのあいだに横たわる距離、その奥に沈む秘密、そして切り離せない片割れであることの残酷さが、言葉になる前から心をざわつかせるからです。だからこそ、アニメ化の一報はただのニュースではありませんでした。ページの中で息を潜めていた感情が、ついに声と色と音を持つ。その瞬間が、もう目前まで来ています。
先に結論
- 『黄泉のツガイ』は2026年4月から連続2クール放送
- 放送開始日は2026年4月4日(土)23:30
- ユル役は小野賢章さん、アサ役は宮本侑芽さん
- 監督は安藤真裕さん、制作はボンズフィルム、プロダクション・スーパーバイズはボンズ
- 主題歌はOP:Vaundy「飛ぶ時」/ED:yama「飛ぼうよ」
- 2026年3月22日(日)に新宿ピカデリーで先行上映&トークイベント開催
- 国内配信サービスは現時点で公式未発表、海外向けはCrunchyrollが案内済み
- 原作は連載中で、単行本12巻が2026年3月12日に発売
『黄泉のツガイ』アニメはいつから?まずは2クール確定がうれしい
『黄泉のツガイ』の放送開始日は2026年4月4日(土)23:30
TVアニメ『黄泉のツガイ』は、2026年4月4日(土)23:30から放送開始です。放送局はTOKYO MX、BS11、群馬テレビ、とちぎテレビを軸に、全国各局で順次放送予定。いまはもう「アニメ化されるのか」を待つ段階ではなく、“いつ始まるのか”が確定している作品として追える状態になっています。
連続2クール放送だから、ユルたちの旅にしっかり付き合える
ファンにとって本当に安心できるのは、放送日だけではありません。『黄泉のツガイ』は2026年4月から連続2クール放送と明言されています。荒川弘作品の魅力は、設定の面白さだけでなく、人間関係の結び目が少しずつほどけていく過程にあります。1クールでは足りないかもしれない、その不安を先回りして受け止めてくれる尺だと言えます。
全国放送の広がりも見逃せない
公式OnAirでは、HTB北海道テレビ、青森放送、ミヤギテレビ、さくらんぼテレビ、テレビユー福島、テレビ新潟、信越放送、テレビ静岡、CBCテレビ、MBS、西日本放送、南海放送、日本海テレビ、広島テレビ、テレビ山口、RKB毎日放送、熊本県民テレビ、鹿児島放送、琉球朝日放送なども案内されています。地方在住の視聴者にとっても、「見られるかどうか」で置いていかれにくい作品になりそうです。
『黄泉のツガイ』アニメのキャスト一覧|ユル役・アサ役は誰?
ユル役は小野賢章|静かな強さを宿す主人公
主人公・ユルを演じるのは小野賢章さんです。ユルは感情を大きく外へ出すタイプではなく、そのぶん内側にある緊張や痛みが演技の温度にそのまま乗りやすいキャラクターでもあります。寡黙さは、何もないことではありません。言葉を飲み込むたびに、その奥で何かが軋む。ユルという人物には、そうした“静かな強さ”と“抑え込まれた揺れ”が同居しています。
アサ役は宮本侑芽|物語の鍵を握る双子の妹
アサ役は宮本侑芽さんです。アサは『黄泉のツガイ』という物語そのものの鍵を握る存在であり、ユルと鏡合わせの運命を背負う双子の妹として、作品の感情軸を深く支えています。近いのに遠い。繋がっているのに、切り離されている。その矛盾を抱えた関係性が、この作品の痛みであり美しさです。
主要キャスト一覧|デラ・ガブちゃん・右・左・ハナ・ジンも公開済み
- ユル:小野賢章
- アサ:宮本侑芽
- デラ:中村悠一
- ガブちゃん:久野美咲
- 右:小山力也
- 左:本田貴子
- ハナ:島袋美由利
- ジン:諏訪部順一
“静”だけでなく“動”にも期待したいキャスティング
今回のキャストの強さは、情緒だけではありません。アクションの熱をどう立ち上げるかという意味でもかなり期待できます。荒川弘先生は、安藤真裕監督の絵コンテ段階で「ユルアサ達がコロコロとよく動き回っている」と語っており、小野賢章さんもアフレコについて「緊張感があってとても楽しい収録」とコメント。さらに中村悠一さんは、アニメ版では“動き・声・音楽”が加わった新しい魅力を楽しめると語っています。
つまり本作は、しっとりした因縁劇だけで終わる作品ではありません。異能同士がぶつかる瞬間の圧、呼吸が一気に加速するバトルの熱、そして火花のように立ち上がる緊張感まで、映像ならではの躍動にしっかり期待していい作品です。
監督・制作会社にも注目|安藤真裕×ボンズフィルムがツガイバトルをどう動かす?
ボンズが全体を見渡し、実制作はボンズフィルムが担う体制
キャストの強さに目を奪われがちですが、『黄泉のツガイ』はスタッフ陣にもかなり期待できます。監督は安藤真裕さん、プロダクション・スーパーバイズはボンズ、アニメーション制作はボンズフィルム。シリーズ構成は高木登さん、キャラクターデザイン・総作画監督は新井伸浩さん、音楽は末廣健一郎さんです。
このクレジットの並びは、かなり興味深いです。ボンズフィルムは、ボンズの制作部門が分離して新設された制作会社。つまり本作は、ボンズが作品全体をしっかり支えつつ、実制作は新たな表現を担うボンズフィルムが前線で引き受ける体制だと読めます。ボンズが総力を挙げてバックアップしながら、新しい現場で本作の表現を研ぎ澄ませる。その棲み分けからも、作品への特別な気合が伝わってきます。
安藤監督のアクション演出は、本作の異能戦と相性がいい
公式コメントでも、荒川弘先生は安藤監督の絵コンテ段階から「ユルアサ達がコロコロとよく動き回っている」と語っています。つまり本作は、会話劇の緊張だけでなく、動きの説得力にもかなり力を入れている作品だと見てよさそうです。
安藤監督といえば、『ストレンヂア 無皇刃譚』で見せた、重さと速さが同時に伝わるアクション演出を思い出す人も多いはずです。剣戟の一太刀に感情が宿るあの演出感覚は、『黄泉のツガイ』の異能戦とも相性がいい。派手さだけで押し切るのではなく、ぶつかる瞬間の“圧”や“間”まで描いてくれそうだと考えると、期待はさらに膨らみます。
『黄泉のツガイ』の主題歌は?OP・EDアーティスト情報まとめ
オープニングテーマはVaundy「飛ぶ時」
オープニングテーマは、Vaundy「飛ぶ時」です。物語の扉を開く曲として、タイトルの時点ですでにこの作品の緊張がにじんでいます。飛ぶ“前”のためらいではなく、飛ぶ“時”。その一瞬に宿る決意や怖れが、『黄泉のツガイ』の始まりにふさわしい感情を帯びています。
エンディングテーマはyama「飛ぼうよ」
エンディングテーマは、yama「飛ぼうよ」です。「飛ぶ時」が決意の瞬間を切り取る言葉だとしたら、「飛ぼうよ」は誰かを連れて空へ向かう呼びかけのように響きます。ひとりで飛ぶのではなく、誰かとともに飛ぼうとする声。そのやわらかさが、物語の余韻をやさしく包みます。
主題歌の本当の見どころは、離れているようで呼応する構造にある
ここで大事なのは、情報を並べることではなく、この2曲が二位一体の設計で生まれていることです。Vaundyさんは、OP「飛ぶ時」とED「飛ぼうよ」を“ツガイ”となる2曲として書き下ろし、どちらも大きな「旅立ち」をテーマに、ふたりの主人公の心情を描いたとコメントしています。
『黄泉のツガイ』が描くのは、切り離されたものがなお結びつこうとする力です。だからこの主題歌は、単なる話題性ではなく、ユルとアサという鏡合わせの運命を、音でなぞるもうひとつの物語として受け取るのがいちばんしっくりきます。
『黄泉のツガイ』先行上映&トークイベント情報|開催日・登壇者・来場者特典まとめ
2026年3月22日(日)に新宿ピカデリーで開催
放送前から作品が動き出している証拠として、2026年3月22日(日)に新宿ピカデリーで先行上映&トークイベントが開催されます。実施時間は15:55の回上映後/18:10の回上映前。チケットは3,500円、AKRacing BOXシートは4,500円です。
登壇予定は小野賢章・宮本侑芽・中村悠一・久野美咲・諏訪部順一
登壇予定キャストは、小野賢章さん、宮本侑芽さん、中村悠一さん、久野美咲さん、諏訪部順一さんの5名。ユルとアサの距離、デラの存在感、そして物語を取り巻く不穏な空気。その核心に近いキャスト陣がそろうトークイベントは、作品理解を深めたいファンにとって見逃しにくい機会になりそうです。
来場者特典は「鋼の錬金術師」×「黄泉のツガイ」描き下ろしミニ色紙
来場者特典として配布されるのは、「鋼の錬金術師」×「黄泉のツガイ」特別上映描き下ろしミニ色紙 第3弾〈エドワード・エルリック&ユル〉です。この並びがいい。ただ豪華なのではなく、荒川弘作品の時間が一本の線でつながっている感じがするからです。
エドとユルは別の物語の主人公なのに、どこか同じ傷の温度を背負っている。その“血の通った必然”こそ、この特典のいちばんの価値だと思います。なお、公式ではライブビューイング実施劇場も案内されています。
『黄泉のツガイ』はどこで見れる?配信の現状と、待つ価値のある見通し
国内配信サービスは現時点で公式未発表
ここは結論だけを短く整理します。国内配信サービスは、2026年3月19日時点で公式未発表です。OnAirページには放送局情報が掲載されていますが、NetflixやABEMAなどの国内配信サービス名は確認できません。
ただし、“配信がない”という意味ではない
現状、公式はまず地上波・BSの放送情報を先に出しており、海外向けにはCrunchyrollが本作を配信すると案内しています。つまり『黄泉のツガイ』は、もう世界展開の導線が見えている作品です。国内についても、放送直前に追加情報がまとまって出る流れは十分ありそうです。
Netflix配信は未発表、でも最終ラインアップは直前まで追う価値がある
Netflixについても、いま言えるのは「未発表」という一点だけです。ただ本作は、荒川弘原作、アニプレックス、ボンズフィルム、Vaundyさんとyamaさんの主題歌、連続2クールという布陣で、最初からスケールの大きい企画として組まれています。だからこそ、配信の最終ラインアップは放送直前まで見ておく価値があります。
断言はしない。でも、期待まで手放す必要もありません。読者がいま受け取るべきなのは徒労感ではなく、「追加発表が来た瞬間に最短で追える作品だ」という期待の置き方です。
原作は何巻まで?放送前に追うなら今がいい
原作は連載中、単行本12巻は2026年3月12日発売
原作『黄泉のツガイ』は連載中で、単行本12巻が2026年3月12日に発売されています。放送直前のいまは、原作の熱とアニメの熱がいちばん近いタイミングです。
でも、いま全部読んでいなくても大丈夫
ここでひとつ、まだ原作を追えていない人に伝えておきたいことがあります。アニメを楽しむために、今すぐ12巻まで読んでおく必要はありません。公式にアニメの到達範囲は発表されていませんが、連続2クールという構成を踏まえると、1クール目は原作序盤から中盤、単行本でいえば4〜6巻前後がひとつの目安になりそうです。
※上記は公式発表ではなく、公開済みの放送形態と原作巻数から見た予測です。
アニメ前に原作を読むメリット
アニメまで待つのもひとつの楽しみ方です。でも『黄泉のツガイ』は、先に原作で傷ついておく贅沢も似合う作品だと思います。知っているはずの場面が動き出すとき、胸の中では別の感情が立ち上がるからです。ユルとアサの距離が、紙の上で読んだときよりももっと生々しく見えてしまう。その瞬間を迎える準備としても、今のうちに原作へ触れておく価値は大きいです。
『黄泉のツガイ』アニメ最新情報まとめ
まず押さえたいのは、放送日と2クール確定
『黄泉のツガイ』は2026年4月4日(土)23:30放送開始、しかも連続2クールです。ファンがいちばん安心できる土台は、すでに見えています。
キャスト・スタッフ・主題歌・先行上映で、作品はもう動き出している
主要キャストは公開済み、監督は安藤真裕さん、制作はボンズフィルム。主題歌はOP:Vaundy「飛ぶ時」/ED:yama「飛ぼうよ」。さらに3月22日には先行上映&トークイベントも開催され、来場者特典としてエドワード・エルリック&ユルの描き下ろしミニ色紙も用意されています。もう『黄泉のツガイ』は、“待つだけの作品”ではありません。
配信は国内未発表、でも期待の置き方はできる
国内配信の詳細はまだ最終発表待ちですが、海外向けにはCrunchyrollの案内もあり、作品はすでにスクリーンの外へ歩き始めています。ユルたちの旅に、どれだけ長く、どれだけ深く付き合えるのか。その答えが見えた今、待つ時間さえ、もう物語の一部です。
FAQ|『黄泉のツガイ』アニメのよくある質問
『黄泉のツガイ』のアニメはいつから?
2026年4月4日(土)23:30から放送開始です。
『黄泉のツガイ』は何クール?
2026年4月から連続2クール放送です。
ユル役・アサ役の声優は誰?
ユル役は小野賢章さん、アサ役は宮本侑芽さんです。
監督と制作会社は?
監督は安藤真裕さん、プロダクション・スーパーバイズはボンズ、アニメーション制作はボンズフィルムです。
主題歌は誰が担当している?
オープニングテーマはVaundy「飛ぶ時」、エンディングテーマはyama「飛ぼうよ」です。
先行上映イベントはいつ?
2026年3月22日(日)に新宿ピカデリーで開催予定です。来場者特典付きで、ライブビューイング実施劇場も案内されています。
原作は12巻まで読まないとアニメについていけない?
いいえ、今すぐ12巻まで読んでいなくても大丈夫です。公式に到達範囲は未発表ですが、1クール目は4〜6巻前後がひとつの目安になりそうです。※これは予測です。
Netflixで見られる?
2026年3月19日時点ではNetflix配信は公式未発表です。国内配信サービス全体の追加発表を待つ形になります。
注意書き・情報ソース
注意書き
本記事は、TVアニメ『黄泉のツガイ』公式サイト、OnAirページ、MUSICページ、先行上映イベント告知、ガンガンONLINE、Crunchyrollの公開情報をもとに作成しています。放送・配信情報は今後変更または追加される可能性があるため、最新情報は必ず公式ページもあわせてご確認ください。
情報ソース
- TVアニメ「黄泉のツガイ」公式サイト
- ON AIR | TVアニメ「黄泉のツガイ」公式サイト
- MUSIC | TVアニメ「黄泉のツガイ」公式サイト
- TVアニメ「黄泉のツガイ」先行上映&トークイベント開催決定&来場者特典公開!
- 黄泉のツガイ | ガンガンONLINE
- Crunchyroll | Daemons of the Shadow Realm Anime Announces 2026 Release, Main Cast
- 株式会社ボンズフィルム設立のお知らせ | BONES
- ボンズフィルム | BONES
執筆・構成:桐島 灯(きりしま・あかり)|アニメ文化ジャーナリスト・ストーリーテラー
公開方針:「作品を“理解する”ではなく、“感じる”評論」をテーマに、感情と物語を橋渡しする批評記事として執筆しています。


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