【名鉄×ウマ娘シンデレラグレイ】ラッピング電車＆百貨店イベントレポート！

2025年春、名鉄とウマ娘シンデレラグレイの夢のコラボが実現しました。

名鉄岐阜駅から走り出したラッピング電車、熱狂に包まれた出発式、そして名鉄百貨店でのPOP UP STORE──それぞれがファンの“心を走らせる”仕掛けに満ちています。

さらに、スタンプラリーで沿線をめぐる旅は、まるでオグリキャップと一緒に物語を駆け抜けているような気持ちにさせてくれました。

今回は、名鉄×ウマ娘シンデレラグレイの世界を体験できる、熱量たっぷりの現地レポートをお届けします。

名鉄×ウマ娘シンデレラグレイのラッピング電車がアツい！

オグリキャップが駆ける2200系の勇姿

名鉄2200系2232編成に宿ったのは、ただのイラストではありません。

そこには、『ウマ娘 シンデレラグレイ』の世界観をそのまま現実に引き出したような、オグリキャップたちの魂が描かれていました。

岐阜から豊橋へ、日々走り続けるその姿は、まさに“現代に蘇った伝説の名馬”──

そのボディに刻まれた彼女たちの瞳は、通勤客やファンの目にも、どこか誇らしげに、そして懐かしさを宿して映ります。

海側・山側で異なるラッピングデザイン

このコラボ電車が面白いのは、単なるフルラッピングではなく、「海側」「山側」でデザインが異なる点。

1号車にはオグリキャップとベルノライト、2号車にはフジマサマーチ、3号車にはタマモクロス……それぞれが競い合うように、自らの個性を輝かせています。

一周すれば、まるで“シンデレラグレイ版・パドック”を巡っているかのよう。

アニメを通して心を動かされた私たちにとって、キャラクターたちが現実の風景に馴染みながらも存在感を放っている光景は、言葉にできない感動があります。

ウマ娘ファン・鉄道ファンを唸らせる仕様とは

ウマ娘ファンだけでなく、鉄道ファンにもグッと刺さる仕様──それがこのラッピング電車の魅力のひとつです。

全6両すべてにラッピングが施され、各車ごとに異なる構成になっているため、撮影スポットや時間帯を変えるたびに新しい発見が。

さらに運行区間が広く、岐阜〜名古屋間の通勤特急として走るため、“日常の中に物語が溶け込む”という贅沢な体験が味わえます。

日々を生きる私たちと、走り続けるウマ娘たちが、同じ景色を見ている──そんな共鳴に、心が震えるのです。

名鉄岐阜駅で開催された出発式の感動

声優・高柳知葉さんが登壇した出発式の様子

2025年4月13日、名鉄岐阜駅3番線。

そのホームには、いつもと違う熱気が漂っていました。

ラッピング電車の出発式には、オグリキャップ役の声優・高柳知葉さんが登壇。彼女の姿が現れた瞬間、ホームに集まったファンの歓声と拍手が一斉に広がります。

制服姿の高柳さんは、オグリキャップそのものの凛とした雰囲気を纏いながら、ファンに語りかけました。「この列車に、オグリの想いを乗せて走ります」──その言葉に、目頭を熱くした人も多かったはずです。

ファンの熱狂と車内アナウンスの特別感

出発式の興奮は、電車の扉が閉まったあとも続きます。

車内に流れるのは、高柳知葉さんによる録りおろしのアナウンス。オグリキャップの声が、現実の車内を満たすその瞬間、乗客の表情が一斉にほころびます。

「次は、名鉄名古屋です」

ただそれだけのアナウンスが、どれほど心に響くのか。普段通い慣れた駅の名前すら、今日は物語の中の風景に変わっていました。

「岐阜駅11:18発」という伝説の始まり

出発式が行われたのは、岐阜駅11:00。高柳さんの挨拶と共に、11:18発の豊橋行き特急として、ラッピング電車は滑らかに動き出しました。

この「11:18発」という時間は、今やファンにとって“聖なる時刻”とさえ言えるかもしれません。

駅の発車メロディが鳴り、ファンが手を振る中、オグリキャップのイラストが描かれた車両がホームを離れていく光景は、まるで「物語の始まり」を象徴するワンシーンのよう。

あの日、名鉄岐阜駅に立ち会った人々は、きっと忘れられない記憶を胸に刻んだことでしょう。

百貨店イベントとPOP UP STOREの魅力

名鉄百貨店で開催された展示と限定グッズ

名鉄百貨店本店7階に現れたのは、“シンデレラグレイの世界”を凝縮したような空間。

期間中（4/23〜5/5）、特設POP UP STOREには原画展示やキャラクターパネル、グッズの山……まるで、ファンの「好き」をすべて詰め込んだ宝箱のようでした。

オグリキャップの等身大パネルに見つめられながら、トレーナーたちは一つひとつの展示に立ち止まり、物語に再会していました。

POP UP STOREの来場者特典を徹底紹介

このPOP UP STOREでは、「1DAYフリーきっぷ」と当日購入レシートの提示で、来場者限定のクリアカードがプレゼントされました。

しかもカードの絵柄は、ラッピング電車にも描かれていた描き下ろしイラスト──。

現地でしか手に入らない“推しとの記憶”は、ファンにとってまさにプライスレスな宝物です。

会場には、日替わりで訪れるリピーターの姿も多く、“何度でも逢いたくなる”愛のかたちがあちこちに溢れていました。

原画展示・声優サインパネルの感動体験

さらに会場奥には、漫画『ウマ娘 シンデレラグレイ』の原画や、高柳知葉さんの直筆サイン入りパネルが設置されており、熱い視線を集めていました。

線のひとつ、コマのひとつから、物語が放っていた“熱”が感じられる。

展示物の前では、無言で頷く人、目を潤ませる人、パネルに向かって小さく手を合わせる人……それぞれの「好き」が、それぞれの形であらわれていました。

アニメと現実が交差する場所で、人々の想いが共鳴していたのです。

スタンプラリーで巡る名鉄沿線の聖地

ウマ娘 1DAYフリーきっぷでお得に巡礼

「ウマ娘 シンデレラグレイ 1DAYフリーきっぷ」は、旅の扉を開く“魔法のチケット”。

このきっぷ一枚で、名鉄全線が1日乗り放題に──。

スタンプラリー対象の7駅（名鉄名古屋・金山・岐阜・笠松・中京競馬場前・太田川・刈谷）をめぐりながら、物語の“舞台裏”を旅することができます。

特急に揺られながら、スタンプを集めていく行程は、まるでレースのように高揚感に満ちていて、自分自身が“ウマ娘の一員”になったような気持ちになれました。

スタンプ設置駅と各駅の限定グッズ

それぞれの駅では、スタンプ台のそばにPOPやキャラ紹介パネルが設置され、駅自体が“物語の登場人物”のような顔を見せてくれます。

笠松駅ではオグリキャップ、中京競馬場前駅ではフジマサマーチ──。

さらには駅構内で、描き下ろしアクリルスタンドやポストカードといった“駅限定グッズ”も販売。スタンプを押すたびに、心が躍る仕掛けがちりばめられています。

まるで宝探しのように、キャラとの“再会”を楽しむ旅でした。

第1弾＆第2弾の異なるコンプリート特典

スタンプを7駅すべて集めると、特製クリアファイルがプレゼントされるのですが──驚くべきはその仕様。

期間によってデザインが変わる「第1弾（4/13～4/30）」と「第2弾（5/1～6/30）」の2種類が用意されており、コレクター魂を刺激します。

さらに、全駅達成者の中から抽選で、キャストサイン入り系統板が当たるという豪華特典も。

この“遊び心”と“本気の仕掛け”が、ただのキャンペーンではなく、ファンにとって「旅の記憶そのもの」になるのです。

名鉄×ウマ娘シンデレラグレイの“リアルな旅”まとめ

アニメと鉄道が織りなす感情の交差点

名鉄と『ウマ娘 シンデレラグレイ』のコラボは、単なる“アニメタイアップ”ではありませんでした。

それは、アニメが描いた「想い」と、鉄道が運ぶ「日常」が交わることで生まれる、“体験型の物語”だったのです。

列車の揺れ、駅の喧騒、POP UP STOREの空気、そしてスタンプ台の冷たさ──。

どの瞬間も、画面越しでは味わえない「心の熱」がありました。

推しと共に巡る沿線旅の特別な思い出

このイベントを通して、私たちは“キャラクターを応援する”という行為を、まさに「身体で体感」しました。

お気に入りのキャラが描かれた車両に乗る、駅で彼女のポスターを見つける、グッズにそっと触れる。

その一つひとつが、「好き」と向き合うきっかけになり、「また会いに行こう」と思わせてくれる。

推しと共に歩く旅。それは、“ただの移動”ではない、“感情が宿る時間”だったのです。

6月30日までの開催情報＆今から楽しむポイント

このコラボイベントは、2025年6月30日まで開催中。

まだ体験していない方も、今からでも十分間に合います。特にスタンプラリーは、6月いっぱいまで実施されているため、1DAYフリーきっぷ片手に小旅行を楽しむのにぴったりです。

また、ラッピング電車の運行スケジュールは日によって異なるため、目撃情報をチェックしながら“推しの列車”に乗り込んでください。

アニメとリアルが融合するこの機会に、ぜひ名鉄の沿線を旅してみてください。

あなたの「好き」が、きっともっと深まるはずです。