アニメ『ざつ旅』聖地巡礼スポットまとめ｜現地で“ざつ旅”体験！

アニメ『ざつ旅 -That’s Journey-』は、SNSのアンケートで行き先を決めて旅に出る主人公・鈴ヶ森ちかの自由な旅路を描いた作品です。

本作では日本各地の実在する風景が登場し、視聴者も“ちかと一緒に旅をしている気分”を味わえるのが魅力。

この記事では、アニメで描かれた聖地巡礼スポットを地域別に紹介し、現地で“ざつ旅”を体験するための情報をまとめました。

福島県・会津若松｜ちかの旅の始まりをたどる

アニメ『ざつ旅』の第1旅で、鈴ヶ森ちかが最初に訪れた地が、福島県の会津若松です。

歴史と旅情が交差する場所として描かれたこのエリアは、作品の“旅の原点”とも言える存在です。

本編では、鶴ヶ城や七日町通りといった、風情ある景観が随所に登場します。

鶴ヶ城や七日町通りが登場

会津若松のシンボルである鶴ヶ城は、戊辰戦争の舞台にもなった名所で、アニメでは堂々たる姿が印象的に描かれています。

天守閣からは市内を一望でき、桜の季節や雪化粧の景色も人気です。

併設の茶室「麟閣」では、実際に抹茶を味わえる体験も可能です。

七日町通りは、明治〜大正期の建物を活かしたカフェや雑貨店、地酒の試飲ができる酒造などが立ち並ぶエリア。

レトロ建築と現代的センスが融合した街並みは、まさに“ぶらり旅”の醍醐味を感じられます。

アクセスと巡り方のポイント

会津若松駅から鶴ヶ城までは、まちなか周遊バス「ハイカラさん」または「あかべぇ」でアクセス可能です。

七日町通りへは、JR只見線「七日町駅」から徒歩すぐとアクセスも良好です。

聖地巡礼を楽しむなら、レンタサイクルを活用して城下町をゆったりと巡るのもおすすめです。

実際に行けるフォトスポットも

作中でちかが歩いた場所や立ち止まったシーンは、そのまま現地で体験可能です。

鶴ヶ城の堀沿いや、七日町の石畳の道などは、同じアングルで写真を撮るファンに人気の撮影スポットとなっています。

作品に登場したベンチや看板、店構えなどを探しながら歩くことで、“ちかと一緒に旅している感覚”が味わえます。

会津若松は、ただの観光地ではなく、『ざつ旅』の物語に命を吹き込んだ実在の舞台です。

旅の始まりを体感するなら、まずはこの街から“ざつ旅”を始めてみるのがおすすめです。

栃木県・那須烏山市｜自然とローカルの魅力

第5旅でちかが訪れたのは、栃木県那須烏山市です。

田園風景と人々の素朴な温かさが印象的に描かれ、都会の喧騒を離れた“癒しの旅”として魅力にあふれた回となっています。

地元の自然や食文化、文化財などがリアルに描かれており、旅情を感じさせる重要な聖地のひとつです。

龍門の滝とどうくつ酒蔵が登場

物語では、龍門の滝の壮大な自然美が印象的に登場し、まるで自然の中に溶け込むような時間が流れます。

また、「どうくつ酒蔵」では、実際に酒造見学が可能で、作品のシーンとリンクするような体験が楽しめます。

訪れたちかもその雰囲気に心を癒されており、視聴者にもその感動が伝わってくる構成になっています。

作品に登場した地元グルメも必見

アニメでは、地元の食堂「もり食堂」でちかが蕎麦を食べるシーンがあります。

実際にも訪問可能な実在の店であり、ファンの間では“ざつ旅巡礼スポット”として人気を集めています。

地元産のそば粉を使用した素朴な味わいは、アニメの世界にひたるのにぴったりです。

那須烏山市の魅力は、華やかさよりも素朴さにあります。

ちかが感じた“静かな幸福感”を、現地に足を運ぶことでぜひ体感してみてください。

京都府・宮津市｜天橋立を中心とした名所巡り

アニメ第6旅で登場したのは、日本三景の一つ・天橋立で知られる京都府宮津市。

古き良き観光地としての魅力と、現地ならではの“緩やかな時間の流れ”が描かれ、ちかの旅にふさわしい落ち着いた空気感が漂っています。

市公認の聖地巡礼マップも整備されており、ファンにも巡礼しやすい地域のひとつです。

天橋立ビューランドと股のぞき体験

本編では天橋立ビューランドの観覧車や展望台が登場し、名物の「股のぞき」シーンも描かれています。

実際に同じ角度から景色を眺めることができるため、アニメと現実がシンクロするような体験が可能です。

観光用リフトで登る展望台は眺望も抜群で、晴れた日は絶景が楽しめるスポットです。

橋立茶屋や茶六本館でのひととき

作中でちかが休憩した「橋立茶屋」や、滞在先となった「茶六本館」も実在の宿・店であり、そのまま作品世界を追体験できます。

特に茶六本館は老舗旅館としても知られ、伝統的な和の雰囲気が魅力です。

作品では何気ない時間の中に温もりが描かれており、現地でもそれを味わうことができます。

宮津市の巡礼旅は、観光と“ざつ旅”の両立が楽しめる貴重な体験です。

ちかのように、あえて観光地を“ゆるく楽しむ”ことで、見慣れた風景が新鮮に映るかもしれません。

新潟県・南魚沼市｜自然に癒される旅

第8旅の舞台となったのは、新潟県南魚沼市・浦佐エリアです。

ちかが訪れたこの地では、豊かな自然と地域に根差した文化が丁寧に描かれ、静かで温かな時間が流れます。

自然風景の中に溶け込むような構図が多く、アニメと現地のシンクロ率が高いのも魅力の一つです。

普光寺と地蔵清水が登場

ちかがまず訪れたのは、越後浦佐の古刹・普光寺です。

荘厳な佇まいと、参道の緑に囲まれた落ち着いた雰囲気が、作品内でも印象的に描かれていました。

続いて立ち寄ったのが、地蔵清水という湧き水スポットで、“地元の人に親しまれている癒しの場所”として登場しています。

“何もしない”を楽しめる場所

この旅では観光地を巡るというよりも、何もない贅沢を感じるような体験が中心に描かれています。

ちかも、ただ歩き、景色を眺め、水を飲み、座ってぼーっとするだけという、“旅の本質”に触れるような時間を過ごしています。

その穏やかさとリアリティが、視聴者にも心地よく伝わってくる回です。

南魚沼市での聖地巡礼は、観光のための旅というより、自分を整えるための旅に近いかもしれません。

アニメを通して見つけた小さな風景に、自分の感性で向き合う時間を味わってみてください。

和歌山県・串本町｜南国感あふれる海辺の町

アニメ第10旅では、和歌山県串本町が舞台となりました。

本州最南端のこの町は、青い海と広い空、潮風の香りが印象的なロケーション。

“海辺のざつ旅”として、ちかの旅の中でも特に開放感にあふれた回として描かれています。

潮岬と串本駅周辺の風景

ちかが訪れた潮岬は、太平洋を一望できる絶景スポット。

岬の灯台や芝生広場など、アニメに登場した場所はほぼ実在の風景そのままで、現地でも高い再現度を楽しめます。

また、串本駅周辺も描写されており、駅舎や商店街の素朴な雰囲気が作品の空気感を支えています。

ローカルグルメも要チェック

ちかが食べた「マグロ丼」や「地元の魚料理」など、串本ならではの海の幸もアニメ内で登場します。

実際に立ち寄れる店もあり、食を通じて“ざつ旅の追体験”ができるのも魅力です。

特にマグロは漁港直送で新鮮そのもの。ファンならずとも味わっておきたい逸品です。

串本町の旅は、風に吹かれながらのんびり歩くことで“旅の原点”を感じられる時間となるでしょう。

何も決めずにぶらぶらする。それこそが“ざつ旅”らしさであり、串本はその雰囲気にぴったりの聖地です。

『ざつ旅』でめぐる各地の“旅体験”まとめ

アニメ『ざつ旅 -That’s Journey-』は、SNSのアンケートで行き先を決めるという“ざつ”な旅の形を通して、各地の魅力を描き出しています。

訪れる土地それぞれに異なる空気感があり、観光地としてではなく“体験の地”として印象に残ることが、この作品の最大の魅力です。

ただスポットを巡るのではなく、ちかの心の動きに寄り添いながら巡礼することで、作品の世界により深く入り込めるはずです。

地元と連携したコラボイベントにも注目

2025年には東武鉄道とのコラボ「東武ざつ旅」も実施されており、スタンプラリーや限定ステッカー配布などの施策でファンを楽しませています。

このようなイベントは、現地を訪れるきっかけとしても絶好で、ファンと地域のつながりを生む取り組みとして評価されています。

開催地域や内容は公式サイトや地域観光協会のSNSなどで随時チェックしておくのがおすすめです。

非公式マップやSNS情報も活用しよう

聖地巡礼を効率よく行うために、ファン有志が作成した非公式ざつ旅マップが非常に便利です。

各話に対応したロケ地やスポットが地図上に整理されており、旅の計画に役立ちます。

SNS上でも現地訪問者の写真や情報が日々更新されているため、自分だけのルートを組む楽しみもあります。

『ざつ旅』の聖地巡礼は、作品を味わいながら、自分自身の旅にも気づきを与えてくれる体験です。

ちかのように、少し“ざつ”な計画で旅に出てみると、予想もしなかった出会いや発見が待っているかもしれません。

その一歩が、あなたの“ざつ旅”の始まりです。